梅酒の度数って高いの?低いの?

たしなむ

お酒を飲む方なら一度は度数を気にしたことがあると思います。

結論から言いますと、流通の梅酒は幅が広く自家製梅酒は比較的高いです。

今回は梅酒の度数を他のお酒と比較して梅酒を知っていこうと思います。

ついでに、他のお酒の知識を増やしてお友達に自慢しちゃいましょう!


梅酒と他のお酒

流通の梅酒・・・3~20%前後

自家製梅酒・・・20%前後

ビール・・・4.5~7%前後

日本酒・・・13~20%前後

焼酎・・・20~25%前後

自家製梅酒は、20%以上のお酒で漬けるので比較的強くなりますね

梅酒のアルコール度数

缶チューハイ

缶チューハイは概ね3%~5%、度数の高いストロングなものは9%です。

9%はすぐやられちゃう・・・

でも、缶チューハイって手軽でいいよね。

紙パック

紙パックのものは5%~14%前後、中でも多いのは10%のようです。

びんタイプに比べて空気に触れやすいので開封後の賞味期限は短いです。

それでも、紙パックはお手頃なのに量が多くてコスパ最高です。

びんタイプ

びんタイプは8%~20%前後、高いものだと38%のものまで幅広く流通しています。

38%、ちょっと恐いけど気になる~

自家製梅酒

35%のホワイトリカーで漬けるのがポピュラーです。

梅エキスや氷砂糖が溶け出して、度数は20%前後になります。

20%未満のお酒で漬けると酒税法違反になっちゃいますのでご注意を。


ビールのアルコール度数

缶ビール

ビールは5%が一般的のようです。

発泡酒は3~5%前後

いわゆる第3のビール類は2.5~7%前後

瓶ビール

こちらも4.5~5.5%前後

瓶ビールも特別缶ビールと度数が違うというわけではないですね。

樽ビール

こちらも5%前後です。

ここで言う樽は飲食店で飲むビールです。

ん?ほぼ5%前後じゃん

そう思いますよね。

缶も瓶も樽も、元は同じビールです。

それを、それぞれの用途に合わせた容器に入れて流通しているんですね。

銘柄が同じならば、当たり前といえばそうですが考えたことがありませんでした。

だったらお店と家で飲むビールの違いって?となりますよね。

お店と家で飲むビールの違い

中身が同じビールであることは先ほど触れました。

違い・・・普通のビールか「生」のビールか、かな?

現在のビールはほとんどが「生」

昔は、綺麗なビールを作るため酵母菌を加熱殺菌していました。

現在は冷蔵技術や濾過のおかげで加熱することなく酵母が取り除けます。

これには驚きましたが、ビールの製造が違うというよりも流通の過程、保存方法や期間、

皆さんの口に入るまでの状態で美味しさが変わると考えたほうが良さそうです。

ビールにもメーカーが決めた9ヵ月という賞味期限があります。

気にしてみると味が変わるかもしれない項目をまとめてみました。

  • 製造日からより近いビールが新鮮で美味しい(繁盛店は回転が早い)
  • 酸化(味が落ちる)のしにくさ 缶<瓶<樽
  • 日光や照明の当たるところに置かない(特に瓶)
  • 温度の高いところに置かない(高温になるほど酸化)
  • グラスで飲むのがおすすめ(その前提で製造)
  • クリーミーな泡だけを作れる樽詰め(グラス内で香りを閉じ込める)
  • 缶や瓶は勢いよく注ぐことで飲み口を優しくできる(炭酸の刺激減)

お好きな方は、自分好みのビールとその飲み方を見つけるのもきっと楽しいですね。

日本酒のアルコール度数

日本酒(清酒)のアルコール度数

日本酒の度数は13~15%前後です。高いもので20%前後。

(清酒)・・・?

酒税法では、清酒とは「米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」

と定義されています。

また、アルコール分が22度未満であることも条件となります。

こす作業をせず白濁しているものは「どぶろく」と呼ばれます。

原酒のアルコール度数

原酒の度数は16~20%前後です。

飲みやすいように度数を15%前後に調整するため、水を加えることを割水(わりみず)

と言いますが、割水をする前のお酒が原酒です。

低アルコール日本酒

低アルコール日本酒は、度数13%未満の日本酒を概ねそう呼ぶようです。

販売されているものを見ると8%前後のものが多いです。

酒税法で低アルコール日本酒を定義づけしているわけではないですが、度数によって変わる税率を

加味しつつ、酒造メーカーや販売側が新規顧客の開拓のために売り出しているようです。

割水をしたものだったりアルコール発酵を止めるなどの工夫で

アルコールを調整して低い度数にしているみたいですね。

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新しいものを生み出し続ける職人さんたちには頭が下がります

日本酒と和らぎ水

和らぎ水というのは、高い度数のお酒を飲むときに一緒に飲んで

体の中のアルコール濃度を下げるためのものです。

馴染み深い言葉だとチェイサーが一番近いですね。

深酒による脱水症状などの防止にも一役買ってくれそうです。

和らぎ水を活用して、楽しく美味しいお酒を飲んじゃいましょう!

焼酎のアルコール度数

焼酎のアルコール度数

20~25%前後が多く販売されています。

焼酎の定義を見てみると

アルコール含有物を蒸留した酒類のうち、

A 連続式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分36度未満、

B 単式蒸留機で蒸留したもので、アルコール分45度以下

のもので、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ラム、ジンなどに該当しないものをいいます。

また、A に該当するものを連続式蒸留焼酎、B に該当するものを単式蒸留焼酎に区分しています。

https://www.nta.go.jp/about/organization/tokyo/sake/abc/abc-shochu.htm

になっています。

日本酒と同じく、原酒に割水をして度数を調整しているんですね。

原酒のアルコール度数

幅はありますが、40%前後です。

46%以上のものは「スピリッツ」と呼ばれます。

そういえば、焼酎って甲類とか乙類ってあるけどなんなんだろう

焼酎甲類

↑の定義で言うところの「A」ですね。

昔は新式焼酎と呼ばれていました。

元々あった単式蒸留機の後に来たのが連続式蒸留機だったからということです。

連続式では原料の風味などは残りにくいですが、効率よく濃度の高いアルコールを抽出できます。

単式は一回ずつ蒸留を行うのに対して、連続式は一度の稼働で何回も蒸留されます。

無色透明でクセがなく、糖質と脂質がゼロなので人を選ばない焼酎。

果実酒にホワイトリカーを使うのは、度数も高く果実の風味を生かすため。

原料は「サトウキビ由来の糖蜜やトウモロコシ」など。

コストなどの効率の良さから糖蜜が多く使われている。

焼酎乙類

定義で言うところの「B」ですね。

昔は「旧式焼酎」と呼ばれていました。

単式蒸留機の名の通り、一回ずつ蒸留し細かい調整がしやすく風味や味わいを残しやすいです。

原料の風味を色濃く残すため、好きな人にはしっかり刺さる焼酎。

原料は「米・麦・芋・そば・酒粕・黒糖」など。

多彩な味わいを求めて多様な原料で作られている。

さっぱりの甲、コクの乙といった感じでしょうか

本格焼酎=焼酎乙類?

焼酎を飲む方には馴染みのある言葉かもしれませんね。

国税庁のホームページでは、

単式蒸留焼酎のうち、次に掲げるアルコール含有物を蒸留したもの」としたうえで、

穀類又はいも類、これらのこうじ、水及び国税庁長官の指定する物品を原料として発酵させたもの(その原料中国税庁長官の指定する物品の重量の合計が穀類及びいも類及びこれらのこうじの重量を超えないものに限る。)

国税庁長官の指定する物品

あしたば、あずき、あまちゃづる、アロエ、ウーロン茶、梅の種、えのきたけ、おたねにんじん、かぼちゃ、牛乳、ぎんなん、くず粉、くまざさ、くり、グリーンピース、こならの実、ごま、こんぶ、サフラン、サボテン、しいたけ、しそ、大根、脱脂粉乳、たまねぎ、つのまた、つるつる、とちのきの実、トマト、なつめやしの実、にんじん、ねぎ、のり、ピーマン、ひしの実、ひまわりの種、ふきのとう、べにばな、ホエイパウダー、ほていあおい、またたび、抹茶、まてばしいの実、ゆりね、よもぎ、落花生、緑茶、れんこん、わかめ

を「本格焼酎」としています。

焼酎乙類=本格焼酎で概ね間違ってはいないのですが、全てではありません。

ラベルを見てみると、「甲類乙類混和」や「乙類甲類混和」、「米焼酎」や「芋焼酎」

などと記載されている場合があります。

「本格焼酎」を飲みたい場合には、要チェックです。

初垂れ、初留、はなたれ

これらは全て同じ意味の言葉です。

初垂れ(はつたれ・はなたれ)、初留(しょりゅう)と読みます。

これは、蒸留をした際に一番初めに採れる焼酎です。

初垂れは、最もアルコール度数が高く60%以上で出てきます。

順番に、「本垂れ(ほんだれ)」、「末垂れ(すえだれ)」と呼ばれ、徐々に度数も落ちていきます。

採れる量が少ないことから、「幻の焼酎」と言われることもあるとか。

  • 普段の焼酎とは違う香りや味わいを楽しめる
  • 焼酎として販売するため、加水し度数45%以下にする
  • 度数の高い初垂れは、冷凍庫で冷やしても凍らずトロリとした飲み口になる

希少な初垂れは、牛肉で言うところのシャトーブリアン?

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